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(初心者向け)やるとやらないでは全然違います。デスクトップPC冷却対策。

こんにちは。ぐぐ助です。

暑くなり、いよいよパソコンにとっては過酷な季節となりましたね。

ぐぐ助のPCも、動画などを扱うとすごい音で唸りだします。

この様子だと、込み入った編集などしようものなら電源落ちまくりでしょう。「熱暴走」というやつです。

お金さえあればスペックの高いマシンを買いたいところですが、そうもいかないので、

冷却機能を出来る限り上げて、なんとか頑張るようにしています。

さて、デスクトップをお使いの方に、誰でも出来る冷却対策をご紹介します。

全てググって得た知識です。

まったくど素人のぐぐ助にも出来たので、誰にでも出来ます。

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検索ワード : デスクトップ パソコン 冷却

まず。

初心者の方はココを誤解していることが多いようなのですが…

デスクトップPCは蓋を開けて中をいじること前提の作りになってます。

…というのも、ぐぐ助の周りの初心者の人達は、

デスクトップの蓋を開けているのを見ただけで「すごい!」と言うんです。(笑)

すごくないんですよ。全然。やったことが無い方も、どんどん開けてみて下さい。

さて、現在ぐぐ助が施している冷却対策は大きく分けて4つあります。

まったく初歩的なことも含まれますが、いずれもやっておいて損はありません。

暑い時期、「パソコンの音がなんか凄い」、「動きが不安定」と感じたら是非やってみてください。

ぐぐ助は貧乏なので、基本的にあまりお金がかからない対策ばかりです(笑)

対策① パソコン本体通気口の埃を取り除く。

極めて初歩的なことです。パソコンの蓋を開けなくてもある程度出来ます。

前面、側面、背面、あらゆるところに通気口があると思いますが、

そこに埃が付着するとデスクトップ内部の温度が上昇してしまいます。

日常的にやっていれば、後に紹介する内部の埃除去もやる頻度が少なくなります。

通気口を綿棒でなぞると、綿ぼこりがわぁ~って付着してきます。

そうなったら、内部にも相当埃がたまっていることは間違いないので、

次に紹介するステップが必要になってきます。

エアダスターで吹き飛ばしたくなるところですが、

内部に埃を送り込むことになるのでやめましょう。

対策②CPUクーラーをはじめ、内部の埃を除去する。

これまで何も熱対策を施していない人は、

作業後に一番効果が実感できるのがコレではないでしょうか。

まず、意を決してパソコンの蓋を開けてください(笑)

詳しくはデスクトップのマニュアルを見て頂くことになりますが、

側面、背面のネジをいくつか外せば、スライドするようにして開けられるはずです。

機種によって多少形が違いますが、大体こんな感じのものが中にあると思います。

12070101.jpg

このファンがCPUファン、そしてその奥に見える薄い金属の板が集まったものがCPUクーラーです。

これはコンピューターの中枢部分を冷却するための重要な部分なのですが、

構造上、非常に埃が溜まりやすいのです。

内部の掃除をせずにある程度の期間使用すると、

ファン自体にもびっしり埃が付着しているでしょうし、

12070102.jpg

そのファンの奥のCPUクーラーはとんでもないことになっているものです。

12070103.jpg

これでは、冷却するための機関が逆に熱を溜める機関と化してしまいますので、

パソコンが不安定になるのも無理はありません。

殆どの機種は、4箇所のネジを外すだけでファンが取り外せると思うので、

ファンを掃除し、その奥のCPUクーラーの埃を除去します。

※CPUファンを外す際は、どの方向で付いていたかを確認してください。側面に矢印があるものが多いので、それで確認できます。

あまり褒められたやり方ではありませんが、ぐぐ助は掃除機で一気に吸っちゃいます。

その後、エアダスターで詰まった埃を飛ばし、

同時にパソコンケース内の空間に掃除機のノズルを浮かせ、

舞った埃を吸い取るようにしています。

より冷却性能の高いCPUクーラーに換えるといいのですが、

ファンだけというならともかく、

このCPUクーラーの交換は初心者には少々ハードルが高いのでオススメしません。

また、別の場所(後ろ側とか隅っこ)に「グラフィックボード」というものがあります。

これも機種によってだいぶ形が違うのですが、こんな感じでファンが付いているものです。

12070104.jpg

この部分も熱を発しやすいところですので、入念に埃を除去します。

その他、内部にある電源ユニットの通気口なども掃除しましょう。

これをやるだけで、たいぶ違うはずです。

対策③クーラーを増設する。

ファンの数で勝負するチカラ技です。

前のステップで初めてパソコンケースの蓋を開けた人は、

「増設!?無理無理!」となってしまうかもしれませんんが、これも実に簡単です。

「増設ファンの電源を取るのが難しそう」と思うかも知れませんが、

大概余分な電源ケーブルがユニットから出ていますので、それを繋げればOKです。

なければ、分岐用のコネクタも安価で販売されています。


以下の写真の黄色い丸の部分がぐぐ助が増設しているファンです。

12070105.jpg
※クリックで拡大します。

1番は、CPUクーラー部分に風を吹き付ける目的で取り付けました。

マグネットでデスクトップの床面に取り付けられる便利なファンステーを見つけたので、そちらを使っています。

これなら、他の部分に干渉しない場所を選んで自由に取り付けられます。ファンのサイズも自由です。

ファンは、せっかくだからとLEDで青く光るものをチョイス。ケースを蓋を閉めてしまうとほとんど見えませんけどね。(笑)


ちなみに、このファンで1,000円とちょっとです。

2番はフロントの5インチベイ(前面にある、DVDドライブなどが入るところ)がひとつ開いていたために、そこに吸気口を作ろうとして設置したものです。


強力な冷却効果は無いかも知れませんが、

5インチベイが空いているようならエアフロー用として設置しても良いかと思います。

上で紹介した商品も1,000円以内。安いです。

というか、ここに取り付けられるファンってあまりなくて、

ぐぐ助が探した限りではこの商品一択でしたが。

3番は隠れてしまっていますが、こういう感じのものです。


デスクトップ背面のカードスロット部分に取り付け、排気の役割をするものです。

12070106.jpg

これも干渉さえしなければ簡単に取り付けられます。

ぐぐ助の場合は、若干干渉があり、斜めになっています。(笑)

こうすることで、前面吸気、背面排気というエアフローが強力になり、

暑い時期の挙動も少し落ち着いています。

冷やすというより、「空気の流れを作る」というのがポイントのようですね。

デメリットは音。3つもファンを増設すると、通常のファン音がかなり大きくなります。

さらに、ここまでの対策を行うと、次のステップが必要になってくる可能性があります。

対策③電源ユニットを交換する。

電源ユニットも熱を発する場所です。

この電源ユニットの容量が小さいと、常にいっぱいいっぱいの状態で動きますので、

発熱量が大きくなり、さらにパソコンの挙動も不安定になるようです。

さらに、ファンを増設したりするとその分電源ユニットへかかる負担が大きくなります。

そこで、電源ユニットを容量の大きなものに交換すると効果的です。

ぐぐ助は、理由は熱対策ではありませんが、元々300w電源だったところを650wのものに換えました。

これも、ゆっくり慎重にやれば至って簡単な作業。詳しくは過去記事でご紹介しています。

[パソコンの電源が入らなくなって… DELL Inspiron531]

やりだすとキリがない冷却対策ですが、ここまでやれば激変すると思います。

ただ、一番重要なのは、日々の「対策①」の作業かも知れませんね。

ノートパソコンについては、様々な冷却用アイテムが出ていますのでゆっくりじっくり選んでください。


ぐぐ助の場合、これでもHD画質の長時間映像編集(変換)では熱暴走を起こします。

そのような時は、デスクトップの蓋をあけっぱなしにし、

部屋のクーラーをガンガンに効かせ、さらにパソコンに扇風機を当てて作業しています。

スペックの高いパソコン、いい加減買わないと…。