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フォーマットとクイックフォーマットの違い & データの完全消去

先日パソコンの電源ユニットが故障し、電源ユニットに高負担をかけていたと思われる外付HDD3台の代わりに大容量の内蔵HDDを購入したわけですが
不要になった外付HDDを処分するにあたり、またある疑問が生じました。
「フォーマット」と「クイックフォーマット」の違いはなんだろう?
経緯からお話ししますと、まず「削除」ではデータは消えないのは知っていました。「フォーマット」でも無理なのも知っていました。ただ、少なくともフォーマットした場合、ネットで簡単に探せる復元ソフトではそうそうデータを取りだすことが出来ないことを確認しているので、別に大して重要な情報を入れていたわけでもないし、「フォーマットで十分だろう」と思ったわけです。
その場合、やはり時間のかかる通常の「フォーマット」をした方が良いのか。それとも「クイックフォーマット」でもさほど変わらないのか…というわけです。
フォーマットは全データを消すイメージを持っている方もいるかもしれませんが、実際はデータそのものではなく、データを管理する情報を消すものです。データ自体は残っています。これについては、フォーマットもクイックフォーマットも同じです。
では、どこが違うのでしょうか?
調べてみたところによると…
■クイックフォーマット
データを管理する情報をクリアし、次のデータ保存に備える状態にする。
■通常フォーマット
データを管理する情報をクリアすると同時に、ディスク内の不良箇所をチェックし、次回から不良部分を使えないようにする。
…ということのようです。
要するに、通常フォーマットは「チェックディスク」も行っているので時間がかかるわけですね。
ここまで書いて、やはりHDDをフォーマットだけで処分することに恐怖を感じてきました。データそのものには何ら手を出していないわけですから…。
現在、「データを完全消去する技術」よりも、「データを復元する技術」の方がはるかに優勢だそうです。
いくら大して重要なデータを入れていたわけではない…とは言え、やはり怖いですね。
データ完全消去のフリーソフトなどを探してみましたが、私はある程度調べて使えるかも知れませんが、初心者の方には辛い内容のものが多かったです。
市販のものはもう少し簡単に扱えるように出来ているとは思いますが。
そこでまたググりまくってみたところ、ものすごい荒業を発見しました。
どうでもいいデータでディスクをいっぱいにする。
…というものです。
「データを完全に削除する」という目的とは正反対から攻めるわけです。
とは言え、数百GBにもなるHDDを手作業でいっぱいにするのはとんでもない労力です。
(miniDVテープ1本分の映像が10GBほどになるので、それを使う手も考えましたが)
その助けとなるフリーソフトも発見しました。
空き領域の上書きで削除ファイルを復元不能にする「Disk FreeSpace Cleaner」
復元の技術と言うのがどれほどのものかは見当が付かないのですが、これくらいしておけば大丈夫じゃないかと思うのですが。
参考までに、Amazonで販売しているデータ完全消去ソフトです。