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風邪でもないのに喉に異物感が…。ストレスによる「ヒステリー球」

特に風邪をひいているわけでもないのに、喉の奥に何か玉状のものが詰まった感じで

飲み込むことも吐き出すことも出来ず気持ちが悪い…という経験はありませんか?

これが気になりだしたのは、身内が癌で余命わずかという事実を知った数日後からでした。

特に痛みがあるわけでも無いのですが、とにかく異物感が強烈で

食べ物を飲み込む時にも強い違和感を感じるのです。

ちょっと心配になりググってみました。

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検索ワード:喉 異物感

思い返せば、それ以前にもこのような症状はありました。

この時には「癌」という重いキーワードがあったため、「自分も喉の癌なのでは?」と思ってしまい

過去、どのような時にこの症状になったか?ということまで考えられませんでした。

しかし、ここを思い出せていればすぐに安心できていたと思います。

調べてみたところ、これは「ヒステリー球」と呼ばれる症状でした。

西洋医学においては「咽頭神経症」「咽喉頭異常感症」と呼ばれるものです。

(勿論、他の病気の症状である可能性もありますので、素人判断は出来ませんが)

ストレスにより起こることが多く、実はかなりの人がこの症状に陥るそうです。

そう言われてみれば、ショックなことや落ち込むような出来事があったときに感じていたような気がします。

「ヒステリー球」の特徴としては

・痛みが全く無く、違和感は感じるものの飲んだり食べたりは普通にできる

・朝起きた時は何ともないが、日中気がつくと症状が出ているということが多い。

・何かに夢中になっている時は特に気にならなかったりする

といったあたりが挙げられます。

この「ヒステリー球」のメカニズムはまだ良くわかっていないようなのですが

喉の筋肉がストレスによって痙攣するという説が有力のようです。

カイロプラクティックの観点では、胃の上部が上がってしまうのが原因と考えられているそうです。

胃が上がると、横隔膜に影響して呼吸が浅くなり、結果異物感や息苦しさを感じたりします。

怒ったり、泣いたりした時にもこれに近い症状が出やすいとのこと。

そう考えると、子供の頃、叱られて泣きじゃくった後の喉の違和感に似ているような気もします。

この「ヒステリー球」の対処法ですが、一番は抱えているストレスを解消することです。

しかし、それが自分で難なく出来たら苦労はしませんよね。

確実なのは心療内科に相談すること。

抗不安剤(安定剤)であっさり症状が消えることも多いそうです。

「心療内科は敷居が高い」というのであれば、市販でこのような薬もあります。

ぐぐ助も使用しました。


この薬に配合されている漢方処方「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」は、

ヒステリー球の諸症状を緩和する効果があるとして、病院でも処方されているようです。

しかし、この「半夏厚朴湯」はあまり効かない…という声も多く目にします。

自律神経系の問題ですので、重度の場合はそう簡単には行かないということでしょうか。

ぐぐ助の場合は、逆に「薬を飲んだ」という安心感でリラックスしてしまったのでしょう。(笑)

一時的ではありましたが、(ストレスの元が次から次へと押し寄せていたため?)、

気が付いたら劇的に改善していました。

心身をリラックスするという目的で、アロマが効果的という記述もありました。

その中でも、鬱やストレスに効果のあるグレープフルーツの香りが良いそうです。


それでなくてもストレスだらけの現代ですので、

この症状が出たら「黄色信号」と判断し、とにかくリラックスに努める…

結局はそのような根本的な対策が一番なのかもしれません。

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