こんばんは。ぐぐ助です。
最近本当に毎日暑いですね。去年の節電の流れで、どうもエアコンをつけづらくなっています。
パソコンにはとんでもなく過酷な環境ではありますが。
さて、先日金魚の水槽を何気なく覗いて、気が付いたことがあります。
金魚の赤色が落ちているのです。
元々頭頂部だけが赤い個体だったので、これ以上進行すると白い魚になってしまいます。
それはそれで面白いかとも思ったのですが、一応原因をググってみました。
※白い金魚も可愛いですけどね。
このような事態は、室内水槽飼育の金魚には非常によくあることだそうです。
病気ではありません。(ストレスというケースもありますが)
その都度飼育者さんが質問掲示板などで「病気?」と聞いているものだから、
その辺の情報は結構溢れかえっていました。
この色落ちは元に戻すことが可能なようです。
まず、ポイントとなるのは「日光」と「色素」だそうです。
金魚の体色は、黒色のメラニンと黄色のカロチノイドで形成されています。
黒色のメラニンは人間と同様、日光を浴びることによって増えて行きます。
しかし、一方のカロチノイドは金魚の体内で生成されることはないので、
「色揚げ用飼料」を与えて対応する必要が出てきます。
面倒くさい生き物だな~と思いがちですが、よくよく考えたら、
金魚は人間の手によって作られた魚ですからね。
屋外の池などで飼われている金魚は美しい体色をしているものが多いですが、
これは、日光と栄養素(色素)、両方の条件を満たしているからなんですね。
そうは言っても、水槽をダイレクトで日光に当てるのは危険です。
水温がめまぐるしく変わり、逆にストレスで色を落とす事態になってしまいます。
水換えの時など、一時的ながら明らかに色が薄くなったりしますから、
急激な水温の変化が良くないのは明らかですね。
それに、室内水槽だと、どうしても藻が生えているのは嫌ですよね。
幸い、メラニンの生成については、蛍光灯でも対応が出来るようなので
直射日光が当たる場所に水槽を移動したりするよりは、
まず蛍光灯を増やすなどして日中の照度をあげてみると良いでしょう。
「色揚げ用飼料」は、カニや真鯛の色素成分でもある「アスタキサンチン」を含むものが良いようです。
ただ、この色揚げ用飼料にはメーカーも公認するデメリットがあります。
一般的な育成用の飼料よりも消化が良くないのです。
金魚には胃がありませんので、消化は結構重要な問題です。
大手飼料メーカーのキョーリンでも消化のために、
「水温18度以上・育成用との併用」を推奨しています。
早く色を戻したいからとこればかり与えるのは、体調を崩す原因となるので止めた方がよさそうです。
ぐぐ助が見たページでは、この飼料の評判が良かったです。
また、その他の要因としては、背景や敷砂の色も影響すると言われます。
特に、白い敷き砂は金魚に捨てストレスを与え色落ちの原因になりやすいという記述を多く見かけました。
敷き砂は黒い物中心にした方が良いようです。