ホームページビルダーは非常にすぐれたホームページ作成ソフトですが、デフォルトの状態ですと多少使いにくい点が出てきます。
それについて調べた結果、やはりインストール、またはバージョンアップする度に、まず変更しておくべき設定があることが分かりました。。
ここで紹介するのは「ホームページビルダー11」での設定ですが、別バージョンでもさほど変わらないと思います。
■1・bakファイルの作成をやめる。
ページを作成するたびに出来る「bakファイル」というものをつくらせないようにする設定です。バックアップファイルですが、恐らく活躍する機会はほとんどありませんし、ファイル数が多くなると本当に邪魔です。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「ファイル」タブを選択し、「保存オプション」の「バックアップファイルを作成する」のチェックを外す。
■2・拡張子の設定をする。
これはサーバーによって変わってくるのですが、初期設定の拡張子は「html」にしていた方が便利なケースが多いと思います。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「ファイル」タブを選択し、「ファイルのオプション」の「HTMLファイルの拡張子」のところを「htm」から「html」に書き換える。
■3・HTMLソースのインデントを0にしておく。
HTMLソースのインデントを0にする…というのは、つまりHTMLソースに余分な空白スペースを発生させないようにするということです。
こうすることで、見やすいだけでなく、ファイルのサイズも多少軽くすることができ、高速に表示させることができるようになります。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「ソース編集」タブを選択し、「文字下げ」の下の「インデント」を「0」にする。
■4・編集画面に表示されるフォントサイズを変更する。
ホームページビルダーの編集画面でデフォルトの状態で文字を打ち込むと「12ポイント」の大きさで入力されるのですが、編集画面には「10ポイント」で表示されます。
複雑なレイアウト内に文字を入れる場合、この誤差が元で「表示してみたらメチャクチャだった」なんてことになる恐れもあります。
ですので、ここを統一しておく必要があります。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「表示」タブを選択し、「フォント」の下の「フォントサイズ」を「12」に変更する。
■5・HTMLソース編集画面の表示を高速化する。
デフォルトでは、HTMLソースに色がついた状態で表示されると思います。
これは、その種類に応じて自動的に色分けを行うので、一度ホームページビルダー側ですべて読み込む必要があるため、若干時間がかかります。
この色分けを行わない設定をすることで、HTMLソース編集画面の表示を高速化することが出来ます。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「ソース編集」タブを選択し、「色設定」の「色をつける」のチェックを外す。
■6・起動する編集モードを決定しておく。
ホームページビルダーには「標準モード」、「どこでも配置モード」という作成モードがありますが、毎回選択を要求されるのが鬱陶しければこれを最初に決定しておくことが出来ます。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「一般」タブを選択し、「ページ作成モードの選択」でお好みのものにチェックを入れる。
どちらのモードも使用する場合は「作成時に選択する」にチェック。
■6・エラー修正機能をオフにする。
何か特殊なタグを入力した場合、ホームページビルダー側から毎回エラーを警告してくることがあります。これを止める設定があります。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「一般」タブを選択、「一般」の下にある「HTMLソースを自動整形する」、「HTML構文エラーを自動修正する」の二つのチェックを外す。
その下にある設定を「すべてのエラーを無視」にしておく。
■7・「GENERATOR」を自動挿入しない設定にする。
「GENERATOR」というのは、ホームページビルダーで作成した時にHTMLソースに挿入される文字列のことです。これが何を表しているかと言うと、「ホームページビルダーで作成しています」ということです。特に必要なければ、ファイルサイズ節約のために外しておくことをお勧めします。
メニューバーの「ツール」→「オプション」を選択。
「ファイル」タブを選択し、「HTMLソースにGENERATORを組み込む」のチェックを外します。
その他、使用スタイルによっては他にも変更した方がいいポイントがあるかも知れません。そのような意味でも、一度「ツール」→「オプション」内を一通り見てどのような設定があるか確認しておくことをお勧めします。